ダイヤモンドは地球深部200キロで誕生する。
どうやって地上に現れるのだろうね?
音速を超えて上昇するキンバーライトマグマ。
このマグマにダイヤモンドは捕獲されて超音速で地上に運ばれるんだ。
ダイヤモンドの運び手は超音速の飛ばし屋さんでないとダメなんだよ。
ゆっくり地上へ運ぶと、炭素同士の結びつきがゆるくなり、
グラファイト(デッサンでつかう黒鉛の塊)に変化してしまうんだね。
地下200キロから急上昇して、地上で急激に冷やされると、
炭素同士の強い結びつきを保ったままになるんだね。
1000℃から20℃くらいへの急激な冷却だから、
炭素の結合が瞬間冷凍される感じなんだってさ。
グラファイトって、地下ではダイヤモンドだったのかも知れないね。
のんびり地上に上がってきたから、ダイヤになりそこねたのね。